犬にとって消化のいい野菜は?おすすめの野菜5選

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犬にとって消化のいい野菜は?与えても良い?おすすめの野菜5選も紹介。

こんにちは!Burubio blogBioです最近ドッグフードにキャベツとささみをトッピングしている飼い主さんを、診察時に見かけます。この鉄板のトッピング、どこから始まったのでしょう。笑 ダイエットや筋トレしている人に良さそうな、このトッピングは果たして犬にとってもいい素材なのでしょうか?今回はこのトッピングでよく使用される、犬にとっての野菜について記事にしてみました。

健康のために日頃からできるだけ野菜を多く摂取しようと心がけている方は多くいます。飼い主にとって、ペットにもビタミンや栄養素の補完として野菜はあげるべきと、漠然と野菜を与えている方は多いと思います。

ヒトと犬の体の構造は似ているものの、必要な栄養素に違いはあります。人に良いものだから犬の体にとっても良いだろうと、なんとなく与えている野菜、本当に必要なのか考えてみたことありますか?犬にとって、野菜って必要なの?犬に良い野菜って??では、早速お話していきましょう。

犬は野菜を消化できない?

犬は肉食に近い雑食動物のため、野菜を積極的に採る必要はありません。しかし、野菜を採ることで栄養を補完することもできます。そのため、「犬に野菜を与えても大丈夫か?」という質問への答えは、イエスでもありノーでもあります。
牛などの草食動物は、微生物の力を借りて”発酵”という方法で繊維(=セルロース)を消化吸収しています。よって野菜を栄養源として摂取することができますが、犬や人などの雑食動物や猫などの肉食動物は、”発酵”という機能がないため、野菜の消化率が低いとされています。

犬の腸は、溶けた食物が消化される場所です。しかし消化は食べ物が溶解している時に十分に行われるものなので、犬が食べた野菜は消化されずに通過することが多くなります。それでも、犬の腸管は猫より1.5倍長く、猫に比べれば繊維質の発酵消化ができる余地は大きいようです。

一方、犬の体内で消化されないということは、実は都合の悪いことばかりではなく、”消化されない”からこその利点もあります。
最近の研究で食物繊維は犬の腸管の健康に役立っていることがわかりました。

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【犬における食物繊維の効用】

①食物繊維は消化されないので、大腸内で「うんち」の量を増やし、腸壁を刺激するため便秘を予防することができます。
②食物繊維は消化されないので、胃の中で「停車時間」が長くなり、腹持ちが良い。
③適度な量の繊維質は小腸内の腸内細菌のバランスを維持。

つまり野菜を食べるメリットは・・・

・ダイエット中の犬には、低カロリーで繊維質豊富な野菜のトッピングは、とてもおすすめ!少量でも満腹感がありますし、便通改善にも効果があります。
・野菜は、酸性に偏った犬の身体の正常な状態に引き戻す効果があります。
・ほとんどの野菜は、素晴らしい水の供給源。あまり水を飲まない犬や、暑い時期で脱水しがちならば、野菜の追加は効果が期待できます。
・飼い主側に「私が食べるものをシャアできた!」という満足感をもたらし、ペットとのより良い関係を築くという点で、大きなメリットとなります。

では野菜を与える際の注意点は?野菜を与える際にどんなことに気をつければ良いのか、注意点をまとめてみました。

 

【野菜を効率よく、美味しく摂取するには、この記事を読むことをお勧めします。】

 

 

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犬は野菜を消化できない

犬は肉食よりの雑食動物であり、野菜や果物などの繊維の消化酵素を持ちません。前述したように、「犬は野菜を消化できない」正室にはメリットはあるものの、大量摂取することで消化不良を引き起こす可能性もあります。そのため、食べ過ぎには十分注意しましょう。
食物繊維は犬の腸や肝臓病に負担がかかるため、特に糖尿病を発症している犬などには注意して少量だけ与えるようにしましょう。

アレルギーに注意

人間同様、犬にも食べ物アレルギーの存在があります。野菜によっては、アレルギー反応を引き起こす可能性もありますので、初めて食べさせる場合は少量から、しっかりt様子をみながら与えるようにしてください。

野菜ばかりを与えるとどうなるのか

大量に食べると腸内砂金によって発酵されて、ガスが溜まりやすくなります。

適量とは具体的にどのくらいか?

ダイエットが目的であれば、ドッグフードを減らした分、野菜を少し多めに加えます。毎日同じフードではかわいそう・・・という飼い主さんの心理面だけで配慮した場合はドッグフードの上にかけるイメージでいいでしょう。

調理する際の具体的注意事項

経験的にむしろ生の方が犬は好みます。個体差はありますが、犬は柔らかい食感より野菜の硬い部分を好みます。(キャベツの芯や大根など)。茹で汁は捨てて茹でた野菜だけをドッグフードに振り掛けます。

与えてはいけない野菜

野菜に含まれるアルカロイドが犬に毒性を示すこともあります。
摂取してはいけない野菜ではありませんが、アルカロイドという視点から大量に摂取しない方が無難であると考えられる野菜は・・・
・ナス科(なす、じゃがいも、トマト、ピーマン、ハバネロ)
・マメ科(インゲンマメ)
・ユリ科(ネギ・にら・ニンニク・玉ねぎ・アスパラガス・ラッキョウ)
です。
とはいえ、摂取する量が大切となります。通常”舐めた程度”では大きな問題に発展することは稀です。

このような場合には、野菜を与えるのは不適切

野菜や果物はアルカリ性食品で、アルカリ性ミネラルが多く含まれます。人では、これらの食品を1ヶ月以上食べ続けていると確かに尿のpHはアルカリ側に傾きます。犬では報告されていませんが、アルカリ性尿石症の治療をしている犬にはあえて野菜を与えることは控える方が無難かもしれません。
多くの野菜に含まれているリン、マグネシウムなどはストラバイト結石の原因になります。ほうれん草やレタスなどに多く含まれているシュウ酸カルシウム結石の原因となる物質です。過剰摂取に注意することはもちろん、過去に尿路結石症を発症したことがある犬に野菜を与える際は事前にその成分をしっかりと確認してください。

 

犬は野菜を分解する消化酵素が少ない?効率的に栄養を摂取する方法

肉食よりの雑食動物である犬の腸は、人の腸と比較すると短く、肉類を消化するのは得意ですが、野菜を生のまま固形で与えても場合によってはうまく消化できずにそのまま排泄されてしまいます。しかし、野菜に含まれるビタミンやミネラル、食物繊維は犬にとっても必須栄養素です。


野菜を茹でたりして熱を加えてしまうと野菜が持つ酵素は死滅してしまいます。野菜の摂取は犬にとっても大切なことですが、犬の消化機能と野菜が持つ栄養素の特質を考えたら、加熱を抑えミクロンのレベルまで細かくする必要があります。実際調理して、そのような形での野菜を与えることは困難であり、そのような時にはサプリメントの使用が、有効です。

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獣医師として、このサプリメントは野菜のもつビタミン、ミネラル、食物繊維の補給にとても優れていて、実は腸疾患や肝疾患で栄養吸収が困難な犬に使用しています。もちろん筋力の衰えや腸内環境の乱れが見られる犬、ビタミン不足を感じる犬に勧められますが、全てのステージの犬に使用できるサプリメントです。

理想は幼少期から与えること。体を作る大事な時期こそ良質な自然の栄養素を補給したい時期です。野菜の栄養素を加えることにより、小さい時から腸内環境を整えることができます。また、代謝が活発な成犬時期も筋肉や骨格をしっかりと維持し、関節の病気やヘルニアへの罹患のリスク軽減になります。そして代謝が落ちていくシニア期にも必要不可欠な成分です。

このサプリメントが良い点は、犬の身体の機能を理解した上で開発された点です。野菜を低温で微粉末加工する独自の技術により、犬の腸でも消化吸収できるようにしています。犬は野菜のもつ豊富なビタミン、ミネラル、酵素などの栄養素をしっかり摂取できることが、一番評価すべきポイントです。

【ベジタブルサポート】に含まれる主な野菜と栄養素

にんじん
βカロテンの含有量が野菜の中で飛び抜けて多く、より抗酸化力が強いαカロテンも含むので、細胞の廊下や生活習慣病予防に役立つとされています。また、にんじんに含まれる食物繊維はコレステロールや有害物質の排出に役立つとされています。代謝や腸内環境を改善することが、愛犬の健康につながります。

ブロッコリー
ビタミンCの含有量が多く、強力な抗酸化作用を持つルテインやフラボノイドなども含んでいます。米国のデザイナーズフーズ(がん抑制作用があるとされる植物性食品)に取り上げられるほど、高い栄養価と効果が注目されている野菜です。

しいたけ
新陳代謝を活発にさせるエリテダニンはコレステロールの体外排出を促進する作用や動脈硬化予防の働きがあるとされています。食物繊維が便秘を解消し、β-グルカンなどの多糖類が免疫機能を高めます。

かぼちゃ
β-カロテン、ビタミンC、ビタミンEが豊富に含まれていることから、野菜の中では特に抗酸化効果に優れていることが知られています。

【ベジタブルサポートの特徴】1:犬に必要な野菜を厳選!
かぼちゃ、にんじん、ブロッコリー、しいたけの4種の野菜を最適なバランスで配合。すべて人の食品として使用している素材です。
2:栄養価を逃さない低温微分末加工
独自の特許技術「低温微粉末加工」で、野菜の栄養価をほとんど損なうことなく、そのまま微粉末に!
3:合成添加物は不使用
防腐剤・着色料・香料・合成添加物は不使用。毎日安心してワンちゃんに与えられます。
4:獣医師が選んだ実力
獣医師と管理栄養士が研究を重ねて開発されています。ベジタブルサポートドクタープラス(動物病院用)は、全国のドクターに指示される高い実力を持っています。

“全国3000軒以上の動物病院の獣医師の先生に認められた、野菜のサプリメントです”

犬に野菜を与えすぎると、消化不良の原因に?

犬にとって野菜は消化しにくい食べ物です。多く与えるすぎると、下痢や嘔吐の原因になってしまうこともあります。

総合栄養食へのトッピングやおやつとして与える場合が1日の最適カロリー量の10%以内にしてください。与え方は野菜により変わりますが、にんじんや大根のように硬いものは、一度茹でたりすり下ろしたりして、食べやすいようにひと手間加えてください。またアレルギーがある犬もいるので、初めて与えるものは少量からスタートしましょう。

では、どんなものであったら犬にあげてもいいのか?

1位 便通を良くしてくれる、食物繊維が豊富な野菜
さつまいも


さつまいもには抵抗力を高めてくれるビタミン群の他、便通を改善する食物繊維も含まれており、健康的なおやつになります。100gあたり132kcal程度ありますので、色が細くなっている犬にとっては良い栄養素になります。カリウムは利尿作用によって塩分などの排出にも効果が期待できます。注意点としては食物繊維が多いため、食べ過ぎは腸内環境に逆効果です。

生で食べても問題ありませんが、加熱したものよりも消化は悪くなりますので、ふかしたり、茹でたりと熱を通してから食べさせるようにしましょう。

加熱せず生で与えると消化不良を起こして、便が緩くなったり下痢をする可能性があります。また、大きな状態であげてしまうと、あまり噛まずに飲み込むため消化に良くありません。与える時は細かく切り刻んで、食べやすい状態で与えましょう。さつまいもは糖質(炭水化物)が多く服慣れていますので、与え過ぎると太る原因となります。したがって、与える際は適量を守りましょう。

2位 ゆがけば犬に適した食物繊維が腸内環境を整える野菜
キャベツ


キャベツの食物繊維は犬の胃腸に良いとされています。野菜の中ではビタミンCが特に豊富に含まれており、抗酸化作用に優れています。また、ビタミンU(キャベジン)は胃や十二指腸の粘膜の修復を促進することから、潰瘍などに効果があります。キャベツはデザイナーズフーズ(デザイナーズフーズとは、ガンの予防効果のある、期待のある食品群のこと)としてもトップに上げられるほどの食材であり、がん予防としての効果もあります。

ただし、生のままだと吐き戻しの原因や、腸内で発酵してガスがたまり腸内環境を見出すことがあります。また、生のまま与えすぎると高カリウム血症(四肢のしびれ、筋力低下、吐き気、脈拍の異常(不整脈、頻脈))のリスクが高まります。なので、与える際は、愛犬の体調に合わせて適切な量をあげることが大切です。食べやすい大きさにカットし、茹でてからあげるか、レンジで加熱してからあげるなどすると、胃に負担がかかりません。

3位 抗酸化作用でいつまでも若々しさを保てる野菜
かぼちゃ


かぼちゃは、老化を抑える抗酸化作用のあるビタミンC・E・β-カロテンを含んでいるので生活習慣病予防に最適です。β-カロテンは体内でビタミンAに変換されます。犬は人間の1.6倍ものビタミンAが必要と言われていますので、かぼちゃは健康に非常に良い食べ物です。

また、食物繊維により便通が良くなるだけでなく、茹でたりすることでかぼちゃ自身が水分を多く含むので、水分が不足している犬にとっては、水分補給の役割を果たします。
ただし、食物繊維が多いため与え過ぎは下痢の原因になります。特に皮ごとかぼちゃを与える場合は量を少なめにしましょう。また、炭水化物が多く、カロリーは100gで92g程度ありますので、食事とは別に与えすぎると肥満になる恐れがあります。

茹でたものを潰してペースト状にすると、消化も良くなります。また、フライパンで焼いただけでもおやつとして犬が喜んで食べてくれます。

4位 含まれるビタミンCが免疫力を高める野菜
ブロッコリー


免疫力を高めるビタミンCと食物繊維が豊富です。ブロッコリーには、「スルフォラファン」という成分が含まれている事がわかっており、この物質には解毒作用や抗酸化作用などの身体にとって良い働きをしてくれます。また89%が水分で出来ていると言われていて、食物繊維はブロッコリー100g あたり3.7g含まれていますので、水分が足りていない犬や便通を良くしたい犬に向いています。
気をつけなければならない事は、ブロッコリーはアブラナ科の野菜で、アブラナ科の野菜を食べすぎると甲状腺の機能が低下する可能性があります。甲状腺機能が低下すると、体重の増加、肥満、毛がぬける、脈拍が弱まる、貧血などの症状が出ることがあるので注意が必要です。

5位 体の酸化を防ぐβカロテンが豊富な野菜
にんじん


少量でも酸化を防ぐβカロテンが豊富です。βカロテンが体内で活性酸素を除去したり、必要に応じてビタミンAに変換されます。ビタミンAは眼病予防、皮膚病予防に効果的です。また、根菜類であるために、体を温める効果があり、特に冬の寒い時期には良い野菜です。にんじんは甘いので、軽く茹でてスティックにすると、そのままおやつとして最適です。

にんじんを与えるときには、処理をしてから与えてあげましょう。生のまま与えると、消化せずにそのままベントして出てきたり、大きすぎると喉に詰まらせてしまうこともあります。生のまま与える場合は、薄くスライス・刻む・茹でる・すりおろす等の処理をしてから与えましょう。食物繊維が多い野菜ですので、茹でたり似たりする事で食物繊維はある程度分解されますので、気になる場合は生ではなく、加熱処理をしてから与えるようにしましょう。

ごく稀に、にんじんアレルギーを持っているわんちゃんがいます。その場合、アレルギーの度合いにもよりますが、少量食べさせただけでも、嘔吐、吐き気、下痢、目の充血などの症状が現れることがあります。初めて食べさせる時は、少量与えて様子見て何かいつもと様子が異なるようでしたらにんじんを与えることを控えてください。

<にんじんの効果について、詳しくこの記事に書いてます>

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犬ににんじん 野菜のおやつ

 

まとめ

時代が移り変わり、犬に対する考え方は急速に変わってきています。犬に野菜が必要なのか、与えるメリットはあるのか。例えば犬は、水分が多く糖度の高い野菜を際限なく食べてしまいます。与える際は、分量に十分注意しましょう。また、野菜の中にはシュウ酸を含むものもあります。良かれと与えた野菜が消化不良を引き起こしてしまったり、アレルギーを引き起こすこともあります。
飼い主がしっかりと家族である愛犬が「食べても良い野菜」と「危険な野菜」に関する知識を身につけることで、愛犬の健康を守ることができます。自信がない人は、サプリメントを活用することで犬を健康に導くことができます。犬の健康状態も変化しつつある今、愛犬が楽しい生活をしていけるようにひとつひとつきちんと向き合い、飼い主が正しい知識を持って愛犬の健康管理をしていきましょう。

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