・食欲にムラがあってご飯は何がいいか悩んでいる
・美味しいご飯を与えたい
・栄養をプラスしてあげたい
と悩んでいる方いませんか? また、
・どうやって手作りご飯を作ったらいいかわからない
・手作りご飯を与えたいけど手間がかかる
・栄養素が十分か心配
という方も多いと思います。
この記事は、そんな方の悩みを解決できる記事になっています。
なぜなら獣医師の立場から手作り食の基本を紹介していて、手作り食を上手に取り入れる方法をご紹介しているからです。
記事の前半では、「手作り食の食材や注意点」について解説しつつ、記事の後半では「手作り食の作り方や上手な取り入れ方、お勧めトッピング」について具体的に解説します。
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この記事を読み終えることで、手作り食の取り入れ方がわかるだけでなく、「上手な手作り食」を身につけることができます。
是非この記事を読んで、犬が喜ぶ手作り食を取り入れてくださいね!
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手作り食のメリット・デメリット
手作り食を与えるということは、その子の好みや体調に合わせたオリジナルの食事を与えることができるだけでなく、食への興味を持たせ喜びを与えることができる、大切な大切なツールだと思います。
犬に喜んでもらえるだけでなく、家族も愛情を形にでき、お互いに満足度が高まります。
一方で手作り食を与えることでデメリットがあるのも事実。
ここでは、手作り食のメリットとデメリットを知り、なるべくデメリットを減らして、手作り食を与えるメリットを増やして、楽しみましょう!
メリット
手作りご飯を与えるメリットは、たくさんあります。
・自分で作るからこその安心感
・保存料や着色料など無添加で新鮮なものを与えられる
・ドライフードと比較して水分量が多い
・新鮮な食材が使える
・食いつきがいい
・年齢や体調や病気に合わせて、オリジナルのご飯を作れる
・愛情をかけられ、飼い主も満足感がある
自身の愛犬の体調や年齢に合わせた食いつきの良いご飯を与えられることは、とても魅力的です。しかも水分量も多く与えられるのは、病気の愛犬にはとても大切なこと。手作り食を与えるメリットはとっても大きいと思います。
ただ、ドライフードは水分含有量が少なく、フード量が少なくても多いカロリーをとることができますが、手作り食の場合は水分が多く含まれている一方、カロリーは低いので、ご飯の量をたくさんとる必要があります。
それでは手作り食のデメリットは、何があるのでしょうか?
デメリット
手作りご飯のデメリットとして、これらのことが考えられますね。
・栄養に関する知識が必要
・時間と手間がかかる
・保存が効かない
・災害時に困る
・栄養の過不足が生じやすい
特に災害時の食事はしっかり考えておく必要があります。
災害時は人と同様犬も精神的なダメージが生じることもあります。環境の変化で食事を食べなく場合もあるため、災害時の対策は普段から対策を考えておきたいものです。
手作り食と栄養
手作り食のデメリットで挙げたように、手作り食ではビタミンやミネラルの成分が不足しがちであり、それにより健康トラブルにつながる可能性も秘めています。
ヒトと同様、”犬の健康な体は栄養バランスの良い食事によって作られています”!日々変化する愛犬の体調や食欲をしっかり観察し、手に入れやすい新鮮な野菜を手作り食に上手く取り入れましょう。
そしてたんぱく質・脂質・炭水化物・ビタミン・ミネラルの全てをバランスよく取り入れ、消化しやすい状態に食事を作り、犬の健康な体を作っていきましょう。
これから紹介する、
・食材の特性
・調理方法
・レシピ
を参考にしていただき、体調に合わせた手作りごはんを目指しましょう。
人気の食材
人気の食材=やはり手に入りやすくかつ調理しやすい食材です。
どんな食材を選べば良いかわからないヒトも、これらの食材を使ってみるといいでしょう。
●肉=鶏肉・豚肉・鹿肉・牛肉・レバー
●魚=マグロ・鮭
●野菜=キャベツ・にんじん・大根・じゃがいも・かぼちゃ・さつまいも・トマト・レタスなど
●果物=りんご・バナナなど
●穀物=米・うどん・豆腐・玄米・そば・パスタなど
●その他=おから・豆腐・納豆・ヨーグルト・昆布・わかめなど
【犬ににんじんを与えると、こんな嬉しいメリットが!そちらの記事はこちらから⬇︎】
こんにちは!現役獣医師ブロガーBioです。 [word_balloon id="12" size="M" position="R" name_position="under_avatar" radius="true" balloon=[…]
具材選びのポイントと注意点
上記の人気の食材でも調理方法や与えるときの注意点があります。
具材選びのポイント
肉類・魚類
犬の手作り食には必須の食材です。
特に鶏胸肉やささみ、赤身肉は動物性たんぱく質を多く含んでいるため効率良く体作りをすることができます。しかし、生肉は与えないようにしましょう。ヒトと同じで、寄生虫の感染や食中毒の危険性があります。
魚にはDHAが豊富なものもあり、関節や認知症予防など健康維持には欠かせません。
豆類
豆類は、植物性たんぱく質を多く含んでいるだけでなく、肉や魚に含まれていない栄養素も多く含んでいておすすめです。
しかし、豆類を生の状態や加工しないままの状態で与えることは控えましょう。生の状態だと固く、そして喉に詰まらせる可能性もあります。
また、生の豆にはトリプシンインヒビターという成分が含まれていて、この成分を消化するために犬はヒトの数倍もの時間を要すると言われています。このトリプシンインヒビターは、アレルギーを発症する可能性があると言われています。しっかり加熱・加工された豆類を与えましょう。
注意点
犬の手作りご飯を作る上で絶対にしてはいけない4つのルールがあります。
①犬が食べてはいけない食材を与える
玉ねぎなどのネギ類、チョコレート、ぶどうなど、犬に与えると中毒を引き起こす食材があります。犬の手作りご飯を与える場合、事前に与えてはいけない食材に該当しないか確認してから与えましょう。
②犬の好きな食材ばかりを与える
好きな食材ばかり与えると、もちろん犬は喜んでよく食べてくれます。
しかし、栄養が偏るだけでなく、美味しいものぐせがついて選り好みしてそれ以外食べなくなってしまいます。まんべんなくさまざまな食材を食べ、栄養バランスをよく摂取できるようにしましょう。
③味付けをする
調味料を使用して味付けすることで、塩分や糖分過多になり病気を引き起こしかねません。犬の手作りご飯を作るときは、塩胡椒はもちろん砂糖などの調味料は一切使わないようにしましょう。
④体調管理をしない
総合栄養食として販売されているドッグフードは、それだけで犬が必要とする栄養をしっかりとることができます。
しかし手作り食では、栄養バランスを満たしていてもその配合が、犬の体に合っているかは、体調を見ながら判断する必要があります。
食材を消化できているか、下痢になってはいないかなどをチェックし、毎日の体調管理をするように癖をつける必要があります。
炭水化物
犬は穀物を消化する酵素が、少ない動物です。そのため、炭水化物や穀物類を積極的に与える必要はありません。
一方、穀物を含まないグレインフリーのドッグフードが注目されていますが、犬にとって穀類が決して不健康ということではないため、誤解しないようにしましょう。炭水化物や穀類に含まれている食物繊維は、消化管の動きを整えたり整腸効果する働きがあり、大切な役割をします。
穀類の中で白米は手に入りやすく、ペットの手作り食として活用しやすく便利な食材です。白米は、エネルギーになりやすいものの、野菜に比べると高カロリーな点にも注意が必要です。犬が肥満にならないように注意しましょう。
穀類は使うべき?
獣医師の観点からは、穀物を少し加えて手作り食を作るべきと考えます。
最近ではブームもあってか、グレインフリーにこだわる方も多いのですが、実は最近小型犬の心筋症が増えていて、その原因がグレインフリーが一つの要因になっているのではないか?と循環器学会で言われています。
そのため、少量の添加をお勧めします。
必ずタンパク質を選ぼう! 【おすすめの食材は長生きの秘訣=肉や牛乳(ホエータンパク)】
犬にとって1番大切な栄養素が、タンパク質です。
肉類
犬の食事はタンパク質を中心に栄養バランスを考える必要があり、お肉をしっかりと食べさせてあげる必要があります。
基本的な調理方法は、「茹でる・煮込む」。
ただ、茹でる調理方法では、煮汁にタンパク質やうまみ、コラーゲンやビタミンが溶出してしまいます。茹で汁も活用して、手作り食を作りましょう。
<生肉を与えて方がいいの?>生肉を犬に与えることは健康維持に良いと聞くことがあるかと思います。具体的に加熱したお肉をあげた場合とどう違うのでしょうか?
まず加熱調理後の肉の場合、タンパク質やビタミン、ミネラルなどの大切な栄養成分が溶け出してしまうデメリットがあります。一方、生肉ではそれらの栄養が取れるだけでなく、体内で有効利用されやすいと言われています。
しかし生肉ならではのデメリットもあり、衛生面をしっかり管理していないと、寄生虫やウイルス感染を引き起こす可能性があり扱いが大変難しいという難点があります。もし、生肉を与えるのであれば、信頼できるお店から入手したものを利用しましょう。
長生きの秘訣?肉や牛乳(ホエータンパク)
動物病院に来院する犬の半分近くは、高齢期の犬です。
今獣医医療でも、人と同様高齢期での筋肉量の維持が大切であることが言われています。
シニアになると筋力や活力の低下し、健康リスクが高まってきます。これをフレイルといいます。シニア期にフレイルを避けることはとても大切であり、病気の進行に大きく左右すると言われています。
「長生きするための秘訣=しっかり肉類を食べて、筋力維持し、元気と免疫力の維持をすること」と言えるでしょう。
犬は雑食動物ですが、肉食よりの雑食のため、ヒト以上に意識してお肉を中心としたタンパク質を与えるようにしましょう。
また、「長寿犬では牛乳を毎日飲んでいた子が多かった」というデーターがあると聞いたことがあります。しかし、一般的に犬は乳糖不耐症です。
乳糖を消化吸収できない人が牛乳を飲むと、牛乳に含まれている乳糖が小腸で消化吸収されずそのまま大腸まで届きます。その大腸まで届いた乳糖は、大腸にいるビフィズス菌のエサとなりビフィズス菌が増えやすくなります。それにより、下痢を生じやすくなります。
ただ、乳糖が体の中で馴化して腸内環境が整ってくると、乳糖は大腸で上手に利用・分解されやすくなり好循環が起こります。牛乳は良質なホエータンパク質が豊富ですし、お腹の環境にも良いプレバイオティクスとなります。牛乳を活用し、腸内環境も意識していきましょう。
魚
魚を与える場合は、加熱して骨を取り除いて与えましょう。
調理方法としては、フードプロセッサーに丸ごとかけてつみれにしたり、圧力鍋で骨ごとホロホロになるまで柔らかくして与えることもお勧めします。
魚はたんぱく質という栄養素以外に、DHAやEPAが多く、オメガ3脂肪酸の摂取に優れています。これらの成分が皮膚や神経、関節のケアに欠かせない栄養素です。しかしオメガ3脂肪酸は熱に弱いのでフィッシュオイルなどのトッピングもお勧めです。
プラスαの食材
犬猫が本来野生で過ごしていたときの食事という視点で考えてみましょう。
獲物をとって食べていた時代には、獲物の内臓まで食べていました。その中に含まれているビタミンや脂肪酸も一緒に摂取していたと考えられます。しかし、必ずしも獲物は毎日捕獲できたいたわけでなく、それらのビタミンやミネラルも毎日摂っていたわけではありません。
こういったことからも、要は1週間サイクルで、ある程度のビタミン・ミネラルを取れているかに着目することが大切です。
とはいえ、手作り食で、肉や魚の内臓まで与えることは衛生面から問題があります。そうなると、どうしても手作り食ではビタミン・ミネラル不足問題が生じます。その点をカバーするにはどうしたいいのでしょうか?
手作り食で不足しやすい栄養素
まず、基本原則として、1週間サイクルでトータルの栄養バランスを考えて、食材を工夫したり、サプリメントや栄養補助食品を活用してくことをお勧めします。その考えをもとに、手作り食で不足しやすい栄養素を補っていきましょう。
一般的に犬の手作り食のレシピでは、AAFCOの栄養基準と比較してビタミン・ミネラルが不足していると言われています。
全てを手作り食で管理している場合には、サプリメントで補う等の対処が必要であり、不安なうちは、
・ドッグフードをベースにして、トッピングだけ手作り食にする
・1週間のうち何回かだけ手作り
など、栄養バランスが整うように与えると良いでしょう。
犬の手作りご飯の微細栄養素(ビタミン・ミネラル)の分量はどうする?
手作り食の場合、食事内容によって異なりますが、一般的に
ビタミンB12/ビタミンD/亜鉛/カルシウム
が不足がちと言われています。
そのため手作りご飯をメインで与える場合、動物用サプリメントでこれらのビタミン・微量ミネラルを補うようにしましょう。お勧めのサプリメントはBalance IT®︎というものですが、海外製品なので、興味ある方は使用してみると良いでしょう。
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給与量の考え方
給与量を算出する方法はいくつかあります。
簡単な方法や緻密な計算する方法などありますが、ここでは目安として、給与量を説明しています。正確な給与法を把握するには、その子の体調をしっかり把握しましょう。
食事量が多い場合、下痢をしたり食べて間もなく嘔吐したりなどの消化器症状がみられます。その場合は、食事量を減らして様子みましょう。食事量を減らしても消化器症状の改善が見られない場合は、病気によって消化器症状が引き起こされている可能性もあるので、動物病院に行くことをお勧めします。
簡単な給与量の目安
手作りご飯の簡単な給与量の目安は、”犬の頭の大きさ”です。
犬の頭の大きさは、胃の大きさと同等と言われています。そのため、頭の大きさを一回の食事量と考えられます。頭の大きさを目安に給与量を与えましょう。頭の大きさというのは、目の上まで、深く帽子をかぶせた位の頭の大きさです。
体重別手作りご飯の推奨量
ご飯の量は、体重ではなく体型から調整することもお勧めです。それには、その子の適正体重を知ることが重要となってきます。
適正体重は、どのように判断したらよいのでしょう?
・お腹を触って「肋骨」を確認できる
・上から見て、お腹に「くびれ」がある
・横から見て、お腹に「吊り上がり」がある
この体型が、理想体型であり、体型を評価する「BCS(ボディコンディション・スコア)」で3と評価され、理想体型となります。
理想体型は飼い主さんから見ると「痩せ気味」な印象かと思います。
一般的に日本で生活しているペットの多くはやや肥満傾向と言われているため、そう感じてしまうのでしょう。健康のためにはBCS3を目指しましょう。
それでは、適正体重を把握したところで、犬の体重より与える量を計算していきましょう!
適正のフード量
目安として、犬の体重の2~3%の量のご飯が適正
体重5kgの成犬であれば、1日に合計100~150gのご飯量が適正な量となります。犬の体重の2~3%のご飯は最低限の量であるため、犬の体調や体重を考慮して量を増やしていくのがよいでしょう。
手作りご飯の作り方
それでは、いよいよ手作り食を作ってみましょう!
与える具材は、お話ししてきました。それらをどの比率で作るのが良いかをお話していきます。
手作りご飯に入れる食材の比率は?
食材をタンパク質・野菜・炭水化物に分けたとき、重さの割合を大体「1:1:0.5-0.8」にするとよいでしょう。
タンパク質:動物肉類・魚類・貝類・野菜類・海藻類・きのこ類
炭水化物:穀類・豆類・いも類
また、忘れてはならないのが、手づくりご飯のみでは補うことができない栄養素があるということ。補うことができない栄養素は、サプリメントで補給することをお勧めします。
例えば、カルシウムや消化酵素はサプリメントで補い、必須脂肪酸であるオメガ3脂肪酸やオメガ6脂肪酸などは、サーモンオイルなどを食前に小さじ1杯分ご飯にかけてあげるなどをして補うと、効率よく栄養を摂ることができるでしょう。
愛犬のうんちと相談
うんちの量や食べた後の様子などを観察し、多すぎたと思ったら減らす、少ないと思ったら少し食事量や具材を増やす。そうやって試していくうちに、程よく水分を含み健康的なコロンとしたうんちが出てきた状態が、その子にとって適正な食事内容・量と言えるでしょう。
初めは大変ですが、試行錯誤していくうちにぴったりの食事量や量を見つけることができます。
また、犬猫の腸はヒトよりも短く、穀類などの炭水化物を消化することが苦手です。炭水化物を多く取ると、含まれる余分なブドウ糖が脂肪として体内に貯蔵されるため肥満や消化不良の原因となります。消化不良が起きると臭くなり、量が増えます。
犬の手作りご飯で絶対にしてはいけないこと
犬の手作りご飯を作る上で、絶対にしてはいけないことが4つあります。
1:犬が食べてはいけない食材を与える
当たり前のことではありますが、犬にとって食べてはいけない食材があります。これらの食材を与えるのは絶対にやめましょう。
食べていけない食材として有名なのは、玉ねぎなどのネギ類、チョコレートなどがあげられます。そのほかにも、ぶどう・アルコール類やキシリトールなどあります。手作りご飯を作る時には、必ず事前に与えてもよい食材なのかを調べておく必要があります。
2:犬の好きな食材ばかりを与える。
犬の好きな食材ばかりを与えると、喜んで食事をするはずです。もちろん、喜んで食べてくれるのは嬉しいのですが、決まった食材ばかり食べていると栄養が偏ってしまいます。肉ばかり与えても良くありませんし、逆に野菜ばかりを与えると動物性たんぱく質が不足してしまいます。
3:味付けをする
犬の手作りご飯を作るときには、余計な味付けは一切してはいけません。塩コショウはもちろん、砂糖やだしなどの調味料を一切使わないようにしましょう。
塩分や糖分過多により、病気を引き起こす可能性が合うので注意しましょう。
4:体調管理をしない
総合栄養食として販売されているドッグフードは、一般的にそれだけを与えていれば健康を維持できるご飯です。
しかし、手作りご飯の栄養バランスが整っているかは、自己判断になり、犬の体調を見ながら判断する必要があります。そのため、犬に手作りご飯を与えるのであれば、必ず毎日便のチェックをしましょう。
食材を消化できているか、下痢になっていないか、便の匂いは正常か確認し、毎日の体調管理をするように癖をつけましょう。
ダイエットしたい時
驚くことなかれ、基本的に不必要にご飯量を減らす必要はないです。
手作りご飯は水分が多く、よっぽどイモ類を入れていなければ、カロリーは低めの設定です。そのため、ご飯以外のおやつを多くあげていないか、おやつの量の制限をしてみましょう。
手作り食にイモ類や穀類を多くいれている場合は、それにより手作り食のカロリーが多くなっている可能性があります。それらの量を減らしてカロリーを抑えて体重チェックをしてみましょう。
また、おからは余分な脂肪の吸収を抑えくれて、腸内環境にもよい食材です。日頃の診療でも私自身、よくおからはお勧めします。乾燥おからを水でふやかして満足感アップにも使えます。
*ダイエット時の各栄養素の注意点*
・肉類は糖質が低く、体作りにもよい食材です。お肉中心のご飯を意識しましょう。
・脂肪は犬のエネルギー源にもなるため、適度に取れるようにしましょう。過度な脂肪ぼ制限は消化能力の低下・免疫低下・皮膚のトラブルなどのリスクとなります。
・食物繊維・腸内環境を増やすことは、ダイエット効果的です。満腹感を与えることだけでなく、食物繊維を増やして腸内環境をサポートしてあげることは、余分な脂肪の吸収を抑えてくれます。
犬の手作りご飯で使うふりかけはこれ!
いくつかあるふりかけの中で、獣医師の視点からお勧めできるふりかけは、こちらです。
犬の薬膳サプリ うまかけ
うまかけは、乳酸菌・オリゴ糖・東洋素材が入ったふりかけ。
「涙やけ解消」「下痢改善」「体臭改善」「皮膚トラブル改善」などの悩みの改善が期待できるサプリメントです。
その1:3つの乳酸菌で作られている
その2:2つのオリゴ糖の効果がすごい
その3:絶大な効果を示す難消化性デキストリン
\【うまかけ】について、記事にしています/
うちの子、すぐお腹緩くなって、弱いのよね〜 すぐご飯飽きて食べなくなっちゃう 選り好みが強くて、偏食傾向にあるから、免疫がしっかり作られているか、心配・・・ という方、多いと思います。これは、通常診療していても、よ[…]
口臭対策にお勧め このこのふりかけ
\気になる口臭ケアにも!/
「なた豆」「グロビゲンPG」「乳酸菌KT-11」「ポリグルタミン酸」の効果で、口臭を改善させることが期待できます。
その1:超低カロリーで納得の食べっぷり
その2:自然由来成分でお口の中に残りやすい
\【このこのふりかけ】について記事にしています/
愛犬を褒める時、甘えてきてくれた時、ふと愛犬の口臭が気になったことはありませんか? ここで、臨床獣医師ならではの本音を少しお話ししますね! 診察での触診では、体だけでなく指の間や肛門周囲や耳、眼、口の中もチェ[…]
野菜嫌いの犬には、パウダーやエキスで補給
色々やってみたけど、結局食べてくれない犬には、野菜パウダーやエキスもあるので、無理なく活用しましょう。
デリケートな犬は、飼い主さんが色々工夫しても野菜を食べてくれないこともしばしばあります。でも野菜は犬にとって嬉しい栄養素が多く含まれています。なので、なんとか積極的に野菜を食べてもらいたいものです。野菜嫌いが克服できない場合は、犬用の野菜パウダーやエキスを活用してみましょう。
\野菜嫌いな犬に与える方法について、こちらの記事に書いています/
簡単!お手軽 手作り食材
- 毎日手作り食を作りには、時間がない
- 手作り食に自信がない、でもしっかり栄養が満たされている美味しいご飯を与えたい
こんな方には、ペトコトフードがお勧め!
ペトコトフードとは
簡単に言うと、ペトコトフードは総合栄養食の手作りフード。
・自分で手作りご飯を作るには、栄養面が心配。
・手作り食を与えたいけど、手間ひまがない。
【実際に購入し、試したレビュー記事はこちら⬇︎】
ペトコトフーズ、気になりますよね? 実際私もペトコトフーズが気になりどんなフードか知りたく、レビューを伝えたくてこの記事を書くことに決めました。 [word_balloon id="12" size=[…]
そんな方へお勧めのペトコトフーズの特徴は、こちら。
・AAFCOの栄養基準を満たす総合栄養食
・食べやすく食感も楽しめる大きさ
・最低限の加熱で調理し、冷凍→食材本来の栄養・うまみ・香りを損なわずにキープ
・余計な添加物ゼロ
\総合栄養食で、わんちゃんも大喜びの手作り食!/
公式サイトはこちらから▶︎▶︎着色料や保存料などの添加物は不使用で安心安全のドッグフード【PETOKOTO FOODS】
PETOKOTO FOODS(ペトコトフード)の種類と特徴
種類は4つあります。
種類 | ビーフ | チキン | ポーク | フィッシュ |
主原料 | 牛肉、かぼちゃ、卵、白米、にんじん、小松菜 | 鶏肉、さつまいも、にんじん、卵、小松菜、 | 豚肉、卵、白米、にんじん、キャベツ、おから(大豆) | 白身魚(スケトウダラ)、さつまいも、にんじん、キャベツ |
主原料以外の共通食材 | フィッシュオイル、亜麻仁オイルすりごま、ミネラル類(カルシウム、リン、ナトリウム、マグネシウム、カリウム、鉄、亜鉛、銅、ヨウ素、セレン、コリン)、ビタミン類(B1、B2、B12、C、D、E、葉酸、パントテン酸) | すりごま、亜麻仁オイル、フィッシュオイル、ミネラル類(カルシウム、リン、ナトリウム、マグネシウム、カリウム、鉄、亜鉛、銅、ヨウ素、セレン、コリン)、ビタミン類(B1、B2、B12、C、D、E、葉酸、パントテン酸) | フィッシュオイル、すりごま、亜麻仁オイル、ミネラル類(カルシウム、リン、ナトリウム、マグネシウム、カリウム、鉄、亜鉛、銅、ヨウ素、セレン、コリン)、ビタミン類(B1、B2、B12、C、D、E、葉酸、パントテン酸) | フィッシュオイル、亜麻仁オイルすりごま、ミネラル類(カルシウム、リン、ナトリウム、マグネシウム、カリウム、鉄、亜鉛、銅、ヨウ素、セレン、コリン)、ビタミン類(B1、B2、B12、C、D、E、葉酸、パントテン酸) |
タンパク質 | 8.5%以上 | 13.0%以上 | 9.0%以上 | 10.5%以上 |
脂質 | 5.5%以上 | 5.2%以上 | 4.3%以上 | 5.0%以上 |
代謝エネルギー | 150kcal/100g | 148kcal/100g | 144kcal/100g | 152kcal/100g |
状態や質感 | 冷凍/フレッシュタイプ | 冷凍/フレッシュタイプ | 冷凍/フレッシュタイプ | 冷凍/フレッシュタイプ |
※→右にスクロールしてください!
まとめ
大切な愛犬に手作りご飯を取り入れるメリットは、たくさんあります。
でも一方、
- ちゃんと食べてくれるかな?
- 栄養面は大丈夫かな?
- 手間がかかるなー
と心配な点もあります。
そんな方はペトコトフーズがお勧めです。
ペトコトフードの特徴
- AAFCOの栄養基準を満たす総合栄養食
- 食べやすく食感も楽しめる大きさ
- 最低限の加熱で調理し、冷凍→食材本来の栄養・うまみ・香りを損なわずにキープ
- 余計な添加物ゼロ
実際に試してみましたが、獣医師の観点から見てもとてもよくできたご飯で、実際に犬に与えてみると、喜んで嬉しそうにパクパク食べてくれますアレルギーにも配慮され、ヒューマングレードのご飯なので、安心して与えることができます。
手作りご飯を始めてみたいけど、ちょっと自信がないなーという方は、ペトコトフードから初めてみてはいかがでしょうか?