今、恐れられている新型肺炎コロナウィルス。猫も感染する??

新型コロナ
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新型肺炎コロナウイルス、ペットもうつる?猫は??

2019年12月以降、中国武漢市に居住するものを中心に新型コロナウィルス(nCoV)の患者が断続的に報告されており、家族内等に於いて限定的なヒトーヒト感染が確認されていて、今国立感染症研究所が必要な情報・公表を行なっています。この新型コロナウィルスは高齢者や基礎疾患のある者に感染した場合、重症化する恐れもあるとされています。なお、現時点では感染源・感染経路は不明です。では、このコロナウィルスはペットにも感染するのでしょうか?コロナウィルスが原因とされる猫伝染性腹膜炎との関連性はあるのでしょうか?

ペットを飼われている家族にとって、今回この新型コロナウィルスはとても心配なニュースかと思います。ペットの感染症でも存在するコロナウィルスについて今回お話します。

コロナウィルスとは??

ヒトと動物の間で広く感染症を引き起こすウィルス。人に感染症を引き起こすものはこれまで6種類が知られていますが、深刻な呼吸器疾患を引き起こすことがある①SARS-CoV(重症急性呼吸器症候群コロナウィルス)と②MERS-CoV(中東呼吸器症候群コロナウィルス)以外は、感染しても通常の風邪などの重度でない症状にとどまります。

①SARS-CoV(重症急性呼吸器症候群コロナウィルス)

コウモリのコロナウィルスが人に感染して重症肺炎を引き起こす様になったと考えられていて、2002年に中国広東省で発生し、2002年11月から2003年7月の間に30を超える国や地域に拡大しました。2003年12月時点のWHOの報告によると疑い例を含むSARS患者は8069人で、うち重症の肺炎で死亡した人は775人、致命率9.6%となります。キクガシラコウモリが自然宿主と考えられていて、ヒトからヒトへの伝播は咳や飛沫を介して起こり、感染症の中には一人から十数人に感染を広げる「スーパースプレッダー」が起こります。医療従事者への感染を始め高齢者や心臓病、糖尿病等の基礎疾患を患っている人の死亡率が高く子供への感染はほとんど見られず、感染しても軽度の呼吸器症状を示す程度です。

②中東呼吸器症候群コロナウィルス(MERS-CoV)

ヒトコブラクダに風邪症状を引き起こすウィルス。種の壁を超えてヒトに感染すると重症肺炎を引き起こすと考えられています。2012年に初めてMERS-CoV感染患者がサウジアラビアで発見され、これまでに27か国で2,494人の感染者がWHOへ報告され、そのうち858人が死亡しています(致命率34.4%)。大規模な疫学調査により、一般のサウジアラビア人の0.15%がMERSに対する抗体を保有していることが明らかになったことから、何万人もの感染者が存在していることが推測されています。その大多数はウィルスに感染しても軽い呼吸器症状あるいは不顕性感染で済んでおり、高齢者や基礎疾患を持つヒトに感染した場合にのみ重症化すると考えられています。ヒトからヒトへの伝播も限定的ですが、病院内や家庭内において重症者からの飛沫を介して起こります。

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③その他のコロナウィルス=風邪のコロナウィルス

ヒトに日常的に感染する4種類のコロナウィルス(Human Coronavirus:HCoV)はHCoV-229E,HCoV-OC43,HCoV-NL63,HCoV-HKU1。風邪の10-15%(流行期35%)は、これら4種類のコロナウィルスを原因とします。冬季に流行のピークが見られ、ほとんどの子供は6歳までに感染を経験します。多くの感染症は軽症ですが、高熱を引き起こすことがあります。

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では、動物のコロナウィルスはどうでしょうか?

コロナウィルスは、家畜や野生動物などの我々の周りに棲息あらゆる動物に感染し、様々な疾患を引き起こすことも知られています。犬、猫、牛、豚、鶏、馬、アルパカ、ラクダなどの家畜に加え、シロイルカ、キリン、フェレット、スンクス、コウモリ、スズメからもそれぞれの動物に固有のコロナウィルスが検出されています。多くの場合、宿主動物では軽度の呼吸器症状や下痢を引き起こすだけですが、致死的な症状を引き起こすコロナウィルスも知られています。家畜では豚流行性下痢ウィルス(PEV)、豚伝染性胃腸炎ウィルス(TGEV)、鶏伝染性気管支炎ウィルス(IBV)、実験動物ではマウス肝炎ウィルス(MHV)、ペットでは猫伝染性腹膜炎ウィルス(FIPV)が致死的です。コロナウィルスの種特異性は高く、種の壁を超えて他の動物に感染することはほとんどありません!

つまり新型コロナウィルスが基本的にペットに感染することはありませんし、ペットのコロナウィルス感染による病気がヒトに感染することもありません。

よって、安心して暮らしていただきたいと思います。しかし、動物はコロナウィルス以外が原因となる感染症にもなります。ペットと過度な接触を控えるとともに消毒はきちんと行いましょう。

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新型コロナウィルス感染症

参考までに、国立感染症研究所が発表している新型コロナウィルス感染症を疑うスクリーニング・定義について記載しておきます。

スクリーニング

発熱または呼吸器症状を訴える患者に対して、以下の有無を確認する。

・武漢市への渡航歴

・「武漢市への渡航歴があり、発熱かつ呼吸器症状を有する人」との接触

定義

以下のⅠ及びⅡを満たす場合を「疑い例」とする

Ⅰ発熱(37.5度以上)かつ呼吸器症状を有している。

Ⅱ発症から2週間以内に、以下の曝露歴のいずれかを満たす。

・武漢市への渡航歴がある。

・「武漢市への渡航歴があり、発熱かつ呼吸器症状を有する人」との接触歴がある。

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