今年も行ってきました!!日本臨床獣医学フォーラム。
今年は世界大会と東京で同時開催!FASAVAという名称で開催されています!!獣医年次大会。獣医師対象だけでなく看護師、また一般の方も参加できる学会です。獣医師学会では、日本の学会の中で一番大きな年次大会です。
毎年9月下旬にホテルニューオータニで JBVPという名称で3日間かけて行われる学会なのですが、今年は世界獣医年次大会と同時開催という事で5日間行われます。例年と何が違うかというと、他国の症例報告や海外からの講師による講義を直接聴講でき、世界レベルの獣医学を肌で感じることができるという点。何より普段ではその経験はできないため、とても貴重な機会なんです。実際海外の学会は未経験な私でしたが参加してみると、欧米よりアジア系の獣医師が多いなという印象で、例年以上に参加者も多くとても活気がある雰囲気でした。学会後の夜には、交流会などもあってなかなか海外の先生と情報交換する機会が少ないため、そういう点でもとても有意義な、普段と違う新鮮な学会でした。
そもそも毎年開催されるJBVPは、獣医師の間ではもちろん知らない人会いないくらい有名で、学生の参加も多く私も大学3年くらいから参加していました。(ちなみに、獣医学科は6年生です)学生の頃は、へー、ほー、、、、なんだか異次元の話・・・・すごいなーすごいなーと思っていて、周りの獣医師の先生方がみんなかっこよく見えてました。そんな私も、もはや今は中堅。笑 学生時は全てが刺激的だったこの学会も、もはや今では普通に講義を聞きに行くテンション。今日は9時から18時近くまで5講義を全て内容は循環器、という偏った内容で聴講してきました。お昼すぎにはお尻が痛くて痛くて・・・。でも午後の講義はとても興味深く、お尻が痛いのも忘れて聞いてきました。
今、獣医循環器は新しい情報が増え、犬の循環器疾患で1番多い慢性心臓弁膜症のクラス分けが10年ぶりに改訂されたり、猫の心筋症について新しい知見が報告されたりと何かとホットな情報が多いのです。今日は主に犬の慢性心臓弁膜症と猫の心筋症、不整脈について勉強してきました。
不整脈は、私は苦手としていましたが本日聴講してなんだか得意な分野に出来そうなそんな気持ちになり、症例をいくつか考査してみようと思いました。過去に不整脈で失神で頻繁に倒れてしまうヨークシャテリアを診た経験がありましたが、今回の情報で治療は可能な限り出来ていていたということに少し報われたと同時に、まだまだもちろん知らない事もあり今日の知識を定着させ深める事で救える命を増やしたいと強く感じた一日でした。今後皆さんに役立てていただけそうな情報もあったので、これからまた少しずつ発信しお伝えしていこうと思います。
皆さんも自分のペットの病気のことはもちろん、もっと深い関係を築く方法や病気を早期に察知してあげたり、ペットの訴えを把握してあげたい理解してあげたいと思いませんか?この年次大会は、動物業界に携わる人以外にも一般の方が参加できる貴重な学会なんです。聞ける講義も多く用意されていて、ペットの気持ちや状態を把握するための有用な情報が多く得られる内容となっているのです。もし、興味があったらぜひ来年度参加してはいかがでしょうか?
各病院で開催されている院内セミナーより幅広い内容となっていますよ!