いよいよ、猫のピンクリボン運動発動!

始まります、猫のピンクリボン運動!

いま、まさに猫でもその運動が始まります!

そもそもヒトのピンクリボン運動は、アメリカの乳がんで亡くなった患者さんのご家族が、このような悲劇が繰り返されないようにとの願いを込めて作ったリボンからスタートした乳がんの啓発運動です。1980年代のアメリカで始まり、行政、市民団体、企業などが乳がんの早期発見を啓発するためのイベントを展開したり、ピンクリボンをあしらった商品を領布してその売り上げの一部を財団や研究団体に寄付するなど、積極的に取り組み、市民や政府の意識を変えました。

その名も。キャットリボン運動

設立の背景には、愛猫の死亡原因の約1/3が癌であり、猫の悪性腫瘍の中で最も多いのが乳がん。その乳がんの約80%が悪性腫瘍と言われています。乳がんで苦しむ猫をゼロにするために早期発見、早期治療を促す正しい知識を発信することを活動内容とし、発足しました。

活動もキャットオーナー向けには、乳がんの予防、早期発見および早期来院の啓発を、獣医師向けには猫の乳がんの標準的治療法の啓発、学術講演会の実施を行っていきます。また、10月22日(火・祝)をキャットリボンの日と定め、活動を広めようとしています。

ここで猫の乳腺腫瘍について、まとめておきます。

乳腺腫瘍

発生率は雌猫の全腫瘍の18%。

しかし乳腺腫瘍の85%以上は悪性腫瘍です。腫瘍は浸潤性も転移性もとても高く、早期に転移の経過を辿ります。またホルモンとの関連性を持つ腫瘍はほぼないと言われていて、猫では、発情に伴って乳腺が腫大する病態はもっぱら過形成です。したがって、犬と異なり乳腺腫瘍切除に際し卵巣子宮摘出術は通常実施しません。

治療は早期での乳腺腫瘍切除となります。その際リンパ節の切除も行うことが重要です。病理検査の結果、リンパ節浸潤がなければ1年再発転移は6%程度ですが、浸潤があると43%程度の転移率。また乳腺腫瘍の大きさが3センチ以上の場合、中央生存期間は4~6ヶ月と言われており、猫の乳腺腫瘍の悪性度の強さがこのエビデンスからもお分かりいただけると思います。

皆さんも、一緒に活動を。

この背景があるからこそ、少しでも救える命を助けたいという想いからこの活動は始まったのです。

9月1日から始まったキャットリボン運動!

11月10日(日)には都内にて飼い主向け、および獣医師向けの2部構成でチャリティレクチャーを実施予定なので、この機会を逃さずに!!

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