猫風邪
ブログをみに来てくれてありがとうございます。Burubio blogのBioです。
あれ?今うちの子くしゃみした?もしかして風邪??私の風邪がうつったかしら・・・?
風邪は人にとっても身近な病気であるため、気になる方も多いのではないでしょうか?今日は、そんな身近な病気「猫風邪」について、原因と対処法についてお話ししていきます。猫風邪について、猫を飼われている方は、しっかりと知っておきましょう!
猫風邪とは
「猫風邪」という言葉、一度は聞いたことがあるかと思います。「風邪」と聞くと、猫の風邪の症状もヒトのそれと似たイメージを抱いてしまいますが、実際のところはどうなのでしょうか?
猫風邪の原因は、ウイルスや細菌など様々関与していますが、なかでも、猫ヘルペスウイルスと猫カリシウイルスの関与が大きく、多糖飼育や外飼い、病院、ホテルなどの環境での感染、発症のリスクが高いとされています。
子猫
体力の少ない子猫においては、免疫が低下した際に、風邪症状を示すこともあるため、体調の変化がないかよく観察してあげましょう。また、日本では子猫を拾って育てられる方も多くいます。野良の母猫が感染していて、その子猫たちも猫風邪を引いている場合が多々あります。野良の子猫を拾った際には特に目やにやくしゃみの症状がないか、注意しましょう。
猫風邪は一旦治療で回復したのちも、くしゃみや鼻汁、目やにといった症状を慢性的に起こすことがあり、長い付き合いとなる病気のひとつと言えるでしょう。
うつる
それでは、猫風邪はどこで感染するのでしょうか?
地域猫の間では、症状の有無に関わらず、ほとんどの猫が感染しているとも言われているほど蔓延しています。一人で外に出る猫はもちろん、お散歩する子、またはご家族が地域猫と触れ合ったあと、十分に手を洗わずに飼い猫と触れ合うことでも感染することがあります。
子猫や老猫は気をつけて!
免疫力の低い子猫や老猫は、猫風邪が重症化しやすいので十分、注意が必要です。若い子に比べ、自然に治ることも少なくなります。くしゃみや鼻水に気づいたら、早めに病院に行き、獣医師に見てもらいましょう。家では、栄養状態や保温・保湿などの環境に注意し、悪化しないように注意してあげてください。
猫風邪は人間に感染するの?
猫ヘルペスウイルスが原因の「猫ウイルス性鼻気管炎」と猫カリシウイルスが原因の「猫カリシウイルス感染症」は、人に感染することはありませんが、「クラミジア」が原因の猫風邪は、ヒトにうつることがあると言われています。猫風邪にかかった猫の世話をした手で、目や口や傷口には絶対に触れないようにしましょう。世話した後は充分に手洗いをして清潔にすることが感染予防になります。
コリネバクテリウム・ウルセランス
2016年5月福岡県の60代女性が猫から「コリネバクテリウム・ウルセランス」菌に感染して死亡する事例が起きました。感染する事例は今までに20件ほどありましたが死亡した事例は初めてでした。
普段から女性は屋外で野良猫にえさをあげていて、そこから菌に感染したと考えられています。感染した猫はくしゃみや鼻汁など風に似た症状や、皮膚病を起こします。ヒトの呼吸器に感染すると最初風邪に似た症状を示し、その後せき、のどの痛みとともに白い膿が認められます。重篤な症状の場合には呼吸困難に陥って死に至ることもあります。
もし飼っている猫がせき、くしゃみ、鼻水などの症状や皮膚病、皮膚や粘膜の傷が見られたらすぐに獣医さんの診察をうけるようにしてくださいね。症状が出ている猫に触る時は、手袋やマスクをしてできるだけ触るのを避け、触った後には手洗いを徹底してくださいね。
ウルセランス菌は抗菌薬によって治療が可能です。
猫風邪ワクチン
猫が風邪をひいてしまった時には動物病院で診察を受けるのが最善の対処法ですが、もちろん風邪をひかないにこしたことはありません。風邪を予防するためには、ワクチン接種することです。
3種混合ワクチン以上の一般的なワクチンには、カリシウイルスもヘルペスウイルスも含まれています。ウイルスの型の違いなどがあるため、ワクチンの予防接種をしたからといって絶対に風邪をひかないと言えませんが、風邪をひく確率が下がり、風邪をひいたとしても軽症ですみます。
症状
ウイルスや細菌が感染することによって、咳や鼻水、目やになど、風邪のような症状がいわゆる「猫風邪」です。
体表的なものとして、「猫ウイルス性鼻気管炎」と「猫カリシウイルス感染症」があります。
「猫ウイルス性鼻気管炎」:猫ヘルペスウイルスが原因
「猫カリシウイルス感染症」:猫カリシウイルスが原因
唾液などの微量な分泌物を介して、ウイルスが伝播します。感染しても症状が出ない場合もありますが、一般的には2-10日程の潜伏期間を経て、ストレスがかかったり、免疫力が低下したときに再発することがあります。
またウイルスだけでなく、クラミジアなどの細菌が原因となる場合もあります。いずれも似たような症状である上、混合感染を起こしやすいので、原因を特定するのは困難です。
くしゃみ
ヒトが風邪をひいた時と同じように、猫もくしゃみ、鼻水が出ます。また、鼻がつまってしまってご飯の匂いが感じられなくなり、食欲がなくなる子もいます。
目
はじめは「涙が多いかも・・・・」と感じる程度かもしれませんが、悪化すると、目がしょぼしょぼしたり、黄色い目やにが出てきます。
目やに
目の症状が悪化すると、結膜炎等を引き起こします。涙や目やにが増え羞明(しゅうめい)といって、炎症等によって目がしょぼしょぼした状態に見えることがあります。また大量の目やにが乾燥する、まぶたがくっついて目が開けられなくなってしますこともあります。早めに動物病院で診てもらいましょう。
猫の涙目や鼻風邪の症状を和らげるには、メニにゃんEye効果的です。メニにゃんEyeはL-リジン塩酸塩配合の動物栄養補助剤です。
L-リジンは猫ヘルペスウィルス複製を阻害し、症状の軽減効果が期待できます。L-リジンは、単独で与えると嘔吐しやすいので、1日1包~2包ウェットフードによく混ぜて与えましょう。(子猫に使用しても、大丈夫!)
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猫風邪
病気でなくても鼻水が出ることはあります。その場合は通常透明でサラサラしています。一方で病気にかかった時には、色や粘度が変化することがほとんどです。
猫風邪によって鼻水が出る時は、主に細菌感染によって、白血球などの免疫細胞や細菌の死骸が混ざり、ドロドロした緑がかった黄色い鼻水が出てきます。粘度が高い鼻水で、鼻がつまってしまうと匂いを感じられなくなり、食欲不振になる子もいます。
猫風邪嘔吐
猫の平熱が37~39℃(直腸温)くらいです。いつもより呼吸が早かったり、耳が熱くなっている時は、発熱を疑いましょう。発熱によって身体がだるくなり、食欲不振になる子もいます。
治療
猫が風邪をひいて、動物病院で受診した場合、一体どのような治療が行われるのでしょうか?
ヒトの風邪と同じように、対症療法が中心です。
薬
抗生物質
二次感染を防ぐ意味から、抗生物質を投与します。きっちりと感染防止するため、2-3週間以上の長期投与となる場合がほとんどです。
また、ネブライザーという機械によって薬剤を噴霧状にして、口や鼻から吸入し肺まで届け、上気道、下気道の炎症や感染を治療する吸入療法を行うこともあります。
インターフェロン
ウイルスの増殖を抑えるために、インターフェロンの注射をすることも、猫の風邪の一般的な治療法の一つです。インターフェロンというお薬は、これらのウィルスを直接攻撃するわけでなく、細胞に作用してウィルスタンパクの合成を阻害し、その結果ウィルス増殖が抑制されるというお薬です。抗ウィルス作用の他に、抗腫瘍作用、免疫調節作用などの作用も持ちます。
本来インターフェロンは、ウィルス感染後に体内でも作られるのですが、ウィルス量が多いと体内のインターフェロンだけではウィルス増殖のブレーキが効かなくなるのです。そのため、外部からインターフェロンを投与することでその働きを助けるということになります。この薬には、ほとんど副作用がありません。
目薬
結膜炎のひどい猫では、抗生物質含有の眼軟膏や液体の眼薬を使用することで細菌を減らすと同時に、上下の結膜が癒着することを予防します。
猫風邪市販薬
猫風邪に効く市販薬はありません。病院で処方してもらう抗生物質が治療薬となります。ただ、抗生物質は猫の体格や体力、症状などによって与える量も期間も異なります。素人判断で投薬をしていると、抗生物質が効きにくい体質になってしまうこともあります。
素人判断で投薬をするのではなく、なるべく早く病院へ連れていき診察を受けるようにしてください。当然ですが、ヒトの風邪と似たような症状だからといって、ヒト用の風邪薬を与えるのはとても危険です。絶対に与えないようにしましょう。
猫風邪が治らない
猫風邪の症状が長引いてなかなか治らないこともあります。獣医師の指示に従って根気よく治療を続けましょう。最も猫風邪は一度感染すると、なかなか症状が治らなかったり、治ってもぶり返したりと、付き合うのが難しい病気です。
精神的なストレス(引越しや季節の変化など)や、他の病気にかかり具合が悪いときなど、免疫力が低下すると、容易に再発することがあります。いずれにしても、根気よく治療をしていくことが大切となります。
サプリメント
猫風邪の原因のひとつ猫ヘルペスウィルスには、メニにゃんEyeが猫の涙目や鼻風邪の症状を和らげる効果があります。メニにゃんEyeはL-リジン塩酸塩配合の動物栄養補助剤です。
L-リジンは猫ヘルペスウィルス複製を阻害し、症状の軽減効果が期待できます。L-リジンは、単独で与えると嘔吐しやすいので、1日1包~2包ウェットフードによく混ぜて与えます。(子猫に使用しても、大丈夫!)
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まとめ
いかがでしたか?ヒト同様、猫ちゃんも風邪をひきます。ヒトとは少し違う猫ちゃんの風邪。猫は匂いを嗅いでご飯を食べる動物なので、呼吸器系が障害されるのは食欲低下、体力低下にもつながります。
大事なのは、「ただの風邪だから大丈夫」と自己判断せず、きちんと病院に連れて行って、処方されたお薬を飲むこと。早めに対処をしていれば重症化することを防げます。病院に連れて行くことで余計に体調を崩すのでは?と心配される飼い主さんは多いと思いますが、猫風邪をこじらせて肺炎になってしまったら大変です。猫風邪には早めの対処が重要です。早めになおして、元気な毎日を作っていきましょう!