あれ?なんか、フケっぽい??
おうちの猫ちゃんのフケ、ありませんか?
実は、皆さんが悩んでいる猫ちゃんのフケ、根本に大きな病気が潜んでいることだってあるんです。
今回その猫のフケについて、解説しています。
なぜなら猫のフケは、動物病院でよくいただく質問のひとつでもあります。
この記事では、『猫のフケ』には2種類あることを紹介していて、具体的にフケに対する効果的な対策についてご紹介しています。
記事を読み終えると、今後「猫のフケ」についての悩みが解決し、猫の皮膚のケアについて正しい方法を知ることができます。
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フケに2種類ある?
フケって、どうやって発生するかご存知ですか?
フケは、古くなった表皮が角質として剥がれて落ちたものです。
そんなフケには2種類あります。それは、正常なフケと病気のフケです。
見分け方は簡単!正常なのか異常なのか、判断してみましょう!
正常なフケ
猫の皮膚のターンオーバーはヒトと同じ3週間。だから、毎日少量のフケが出るのは、問題ないんです。
一旦フケがないように見えても、黒や紺などの濃い色の布や髪を敷いてブラッシングすると、多少のフケはみられます。
異常なフケ
ただ、明らかにたくさんのフケが毛に乗っていたり、毛を書き分けると毛の付け根にフケが溜まっていたりする場合は、異常です。
皮膚に異常はないか、執拗に体のどこかを掻いていないか、体調を深く観察してあげる必要があります。
猫にフケが出るメカニズム
フケは、医学的には「落屑(らくせつ)」と言います。
フケになる直前の状態=分厚くなった角質を「鱗屑(りんせつ)」と言って、鱗屑が表皮から剥がれ落ちたものが「落屑」です。
ヒトと同じく猫も皮膚の新陳代謝によって生じたものがフケです。
皮膚の表面では常に新しい細胞が作られ、古くなった細胞は最終的には死んだ角質細胞となって皮膚から脱落します。常に人間も猫も、多かれ少なかれフケは必ずでます。
健康な猫は自身でグルーミングを行い、念入りにケアをします。この時にフケも一緒に舐めてキレイにしています。
つまりフケが目立つ状態の時は、毛づくろいで処理ができないほど多量のフケが出てしまっているか、毛づくろいが十分にできていないかのいずれか、もしくはその両方の状態です。
例えば、年を取った猫は、皮膚が乾燥してフケが出やすくなるとともに毛づくろいをあまりしなくなるので、フケが目立つようになります。また、太った猫では、お尻などに舌が届かず毛づくろいが不十分なりがちで、フケが溜まりやすくなります。
猫のフケが発生する原因
猫がフケの量が増えたり、それとともに痒そうにしている場合は、何らかの原因が存在する可能性があります。
考えられる原因と病気
次のような皮膚のトラブルの要因が挙げられます。
乾燥
猫も乾燥によりフケが出ます。
空気が乾燥していると、皮膚の水分が奪われ細胞のターンオーバーが早くなりフケが出やすくなります。
不適切なスキンケア
猫の中には、グルーミングをあまりしない性格の子もいます。ヒトに似て、グルーミングするかしないかって、その子の性格なんですよね。
毛繕いをあまりしない猫の場合は、フケが残ってしまい、目立ちやすくなってしまいます。その場合は、ヒトがブラッシングしてあげる必要があるのですが、逆にブラッシングを強くやり過ぎてしまうと、刺激によって皮膚の新陳代謝が過剰になってしまい、フケが増える場合があります。
ストレス
病院に来た時、普段見られないフケがふわっと現れるフケが1番わかりやすいのではないでしょうか?
猫がストレスを感じた時に、ストレスによって免疫力が落ちたり、過剰に毛づくろいしてしまったりすることが原因でフケが生じます。
また、フードの栄養素の偏りが猫の皮膚の健康に必要な栄養素の不足を招き、フケが増えることもあります。特にダイエット用のフードを与えている場合、油分などの栄養素がなりなくて不毛が生じる場合もあるためフードの種類を変えてみるのも方法です。
加齢
ヒトと同じ、皮脂の分泌が加齢とともに減ることでフケが見られることがあります。皮膚の油分が減ると、水分が奪われ皮膚が乾燥しやすい状態になり、フケの増加を促してしまう場合があります。
以上のように猫が健康であってもフケが増えますが、病気が原因の場合もあります。皮膚病が原因だったり、内臓疾患が隠れていることもあります。病気が原因かなーっと思われる時には、早めに動物病院で相談しましょう。
アレルギー性皮膚炎
アレルギーの原因は、食べ物に含まれるアレルゲン、猫用ベッドに使われる素材や環境中の素材、ノミ、ダニ、花粉、ハウスダストなどさまざまです。原因を追求するのは難しく、はっきりとした原因を突き止めるのは困難な場合がほとんどです。
発症すると皮膚に湿疹や炎症が見られ、執拗に舐めたり噛んだり掻きむしったりするため、舐めこわし・掻きこわしが生じます。それらの病変はかさぶたとなり、大量のフケも生じます。
治療法は、食事を変えたりノミダニ予防を行い、原因となりうる因子を排除し、ステロイドなどの薬で症状を落ち着かせます。
内分泌疾患
多量のフケは、皮膚の新陳代謝が変わったサイン。
慢性腎臓病や慢性腸炎、糖尿病や甲状腺機能亢進症があると、”多飲多尿”の症状だけでなく、”毛艶が悪い””フケが多い””毛がベタベタする”などの症状が見られることもあります。お家での様子の変化をしっかり観察して、早めに動物病院で獣医師に相談しましょう。
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寄生虫による皮膚炎
ダニやノミが寄生することで、皮膚病を引き起こすことがあります。特にノミが原因であることが多いです。
完全室内飼育だから~と安心しているのは、危険です!完全室内飼育でも飼い主さんが外から持ち込んだり、ペットホテルで寄生してしまうケースもあるんです。
ノミだけでなく、それ以外に皮膚病を引き起こす代表的な寄生虫としては、ネコショウセンコウヒゼンダニ/ツメダニ/ネコハジラミなども、その一つ。
いずれも駆虫薬で治療は可能です。しかし、猫が使用しているものには、寄生虫の卵などが付着している可能性もあるため、寄生が判明したら猫が使用している全てのものを熱湯消毒しましょう。
真菌による皮膚炎
真菌とは、つまりカビのことです。
感染してもそれほど痒みは見られません。肉眼的には、毛束が抜け落ち、円形に脱毛する程度。その小さな円形の脱毛部位からどんどん広がるとともに、大量のフケが発生します。全身にギロがる前に治療を行うことが重要となります。
真菌に対する治療は、抗真菌薬を使います。
内服薬とともに、シャンプー療法も必要となり、そのためには毛刈りが必要になることも。全身に広がる前に、局所の病変の時に早めに動物病院にいきましょう。
猫の黒いぷつぷつは、フケ?
皮膚全体にべたつきが気になる子では、黒っぽいフケのようなものが特に下顎に見られることがあります。
これは、「アクネ」と言って、皮脂や汚れが固まった”角栓”で、正常に見られるものです。
アクネは、顎の下や尾の付け根に特に多く見られます。皮脂の分泌が盛んな子では、皮脂によって腰~尾の付け根あたりの毛が固まったように見られることもあります。
猫のフケの治療法
病気が原因のフケの場合、必要に応じて内服や外用薬で治療を行います。
体質的にフケが異常に分泌される場合や感染症の場合、シャンプー療法が必要になることもあります。猫はシャワーやドライヤー苦手な性格の子が多くいます。性格や状況に応じて、動物病院の獣医師に相談しながら、シャンプー療法については行いましょう。
猫のフケで健康チェック
下記に述べる症状が見られる場合は、病気によるフケの可能性が大!日々の健康チェックに皮膚のチェックも取り入れ、適切に対処してあげましょう。
・少し動くだけであちこちフケが舞う
・痒がる
・脱毛がある
猫のフケの予防法
特に病気や炎症がない場合は、猫のフケは乾燥が原因になっていることが多いです。
特に高齢の猫では乾燥が問題になります。冬場には、適度に部屋を加湿するなどして、乾燥を避けるようにしましょう。
逆に皮脂の分泌が盛んでフケが出ることもあります。フケや皮膚そのものがベタっとした感じになってきます。黒っぽい皮脂の汚れである角栓が出ることも特徴の一つです。
その場合には脱脂力のあるシャンプーで洗ってあげることがおすすめですが、猫はシャンプー自体が苦手な場合が多いです。
根本的に皮膚のターンオーバーのサイクルが崩れてしまっていることも一つの要因であるため、シャンプーが苦手な場合には、猫専用の化粧水を使うと良いでしょう。
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使い方
STEP1 10プッシュ程度を手に取ります。
STEP2 乾燥しやすい部位を中心に、何ヵ所に分けて優しく皮膚になじませてください。
猫はとてもナイーブで、スプレーのプシュッという感覚が苦手です!
いきなりスプレーを吹きかけず、軽く手につけてなでてあげましょう!!
猫のフケ対策
もちろん、フケが出ないよう日々のケアが大切です!以下の4つのケアを、普段から心がけましょう。
加湿
特に病気がなく、フケが見られる場合、猫も乾燥が原因になっていることが多くあります。
特に高齢の猫では、乾燥が原因でフケが見られます。冬場などは適度に部屋を加湿し、乾燥を避けるようにしましょう。
保湿スプレー
乾燥が原因でフケが生じる場合、保湿剤のスプレーを使うことも有効です。
保湿スプレーは、病院で消してもらうこともできますし、近年市販品でもかなり優れた製品があります。
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シャンプー
皮脂の分泌が多く、それによりフケが生じる猫には、シャンプーが効果的です。ここで大切なのは、シャンプー剤は市販のものを避けること。
シャンプーの種類や頻度によって、猫の皮膚の状態を逆に悪化させてしまい、よりフケが見られることもあるんです。
獣医師の指示するシャンプー剤を使用し、獣医師の指導のもとシャンプーのやり方や頻度を決めましょう。
ブラッシング
フケが出ること自体は病気ではありません。
しかし、皮膚病や全身性の病気が基礎となりフケが生じている場合もあるので、フケが多いなと感じたり、皮膚の赤みや炎症を伴う場合は必ず動物病院に相談してみましょう。
体調や皮膚の状態により、健康状態の把握のため血液検査を行い病気を探していくことが必要なこともあります。もちろん、身体検査の結果皮膚病だったり、正常範囲内のフケであればそこまで行うことはなく、日々のケアなどの対処で済みます。
皮膚の状態把握のため、毎日触るだけでなくブラッシングをすることが、とっても大切なんです。
猫のフケにおすすめのフード
皮膚の状態は、食事内容によっても左右されます。皮膚に良質な脂肪酸を含む総合栄養食がおすすめです。
またアレルギー性皮膚炎がある猫には、ノミ予防を毎月しっかり行っていることに加え、タンパク質を細かい分子状態(アミノ酸)に分解している処方食が有効です。沢山の種類がありますが、例をあげると・・・
ヒルズ z/d
ロイヤルカナン 低分子プロテイン・アミノペプチドフォーミュラー
などあります。
市販のフードでも、銘柄や味を変更することで症状が改善することもありますが、症状がどんどん悪化したり、治らない場合は動物病院に行き、しっかり診断治療を行ってもらいましょう。
動物病院につれて行くタイミング
フケを発見したとき、動物病院に連れていくべきかどうかの判断は難しいもの。
下記のチェック項目を参考にしてみましょう。
□フケが局所的に見られる
□脱毛もある
□赤みや痒みがある
□フケがどんどん増え、毛もパサパサしてきた
□フケとともに、飲水量や尿量が増えた
□フケとともに、痩せてきた
これらにひとつでもチェックが該当する場合は、病気によるフケが考えられます。
動物病院にて行って、診察してもらいましょう。
同時に皮膚病が原因だった場合は、シャンプーやフード、ケアについてもしっかり聞いて、ご自宅でできるケアも確認しましょう。
まとめ
猫のフケには、2種類あります。それは、正常なフケと病気のフケです。
猫が痒がるやフケが増えるときには、病気によるフケの可能性があります。
正常か病気によるものかを見極めるには、日々の状態を把握することが大切です。
ただ、日々のケアと言っても、水やドライヤーが苦手な猫にとっては、シャンプーはなかなか難しいもの。フケ対策、そして日々のケアとしてスキンケアやブラッシングをしましょう!
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